本当の強さを求める道

強いってなんだろう?

最強は誰だ-Number920号

1月26日発売の雑誌Number。今回はボクシング特集で、その名も「最強は誰だ」です。
 

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興味をそそられて早速購入。Numberは以前も「拳の記憶」などを出していて、そのライティングがうまさにびっくりした記憶があります。本当にボクシングが好きで、リングの中のリアリズムが文筆でこれほど表現できる雑誌はNumberしかありません。
 
購入して中身を読み出したら、面白すぎて一瞬で読み終わりました笑 表紙がマイクタイソンなので、マイクタイソンがプロ初黒星を喫した1990年2月11日の密着ドキュメントから始まります。そしてタイソンの生い立ち、カスダマトの存在、タイソンはなぜ強いのか、タイソンはなぜ負けたのか?という流れで進むんです。ボクシングファンならタイソンのトレーナーであったカスダマトやプロモーターのドンキングは有名ですね。
 
改めてYouTubeでタイソン全盛期の動画を見たんですが、やっぱり強い笑
なにがすごいってあれだけ強烈なパンチを打ってもスタンス(歩幅)常に一定なんですよねー。だから2発、3発と連打がでる。相手が打ち返してもタイソン特有のピーカーブースタイルで捌いてしまう。KOが大いので、上半身に目が行きがちですが、タイソンは膝の柔軟性と強い足腰があってこそのタイソンなんだなぁと改めて感じました。その点パッキャオも通ずるとこはありますね。
 
Numberでは来日したパッキャオのインタビューも載っています。個人的に好きなのは、「最強は敗者を幸せにする」というフレーズ。本当の強さっていうのは、筋肉でも殴り合いが強いことでもなく、このフレーズにヒントがあるんじゃないかと思います。内容はNumberを買ってお楽しみください!
 
あと我らが内山高志の最新インタビューも載ってました!去就が注目される内山選手ですが、あんまり再起戦とかはやってほしくないと個人的に思います。年齢も年齢ですし、噛ませ犬でもいいからロマチェンコあたりが呼んでくれないかなぁーと妄想しています。
 
それにしても今年は井上尚弥とロマゴンに注目ですね!2人とも階級を上げるかもしれないので、バンタム級になれば山中慎介がいますからビックマッチが実現するかも!明日は三浦隆司が挑戦者決定戦にでますから、いろんな意味で2017年はボクシング界が賑わいそうです。
 
最後に。
マイクタイソンみたいな拳で運命を切り開いてきた男の言葉は響きますね。名言とか読んでも実体験に裏打ちされた重みを感じました。ということで、買ってしまいました。タイソンの自伝。さらっと読めるのかと思いきや辞典並みに分厚い笑 味わって読もうと思います!